大寒の弥山登山、展望と霧氷を楽しむ |
年月日 | 2010−01−23〜24 | |
山域 | 奈良県天川村大峰山脈 | |
ルート | 23日 | 大阪〜大川口ゲート8:30〜トンネル西口10:00〜奥駆主稜線11:27〜石休ノ宿跡12:13〜 |
弁天ノ森12:28〜聖宝ノ宿跡13:23 テント泊 | ||
24日 | テント場7:30〜1730m樹氷帯海光る8:30〜下山8:50〜9:20テント場10:18〜 | |
10:40切株展望所11:10〜弁天ノ森11:32〜11:40石休ノ宿跡12:20〜木橋13:10〜 | ||
西口登山口13:30〜大川口14:55〜黒滝湯〜大阪 | ||
メンバー | DOPPOさん、RINさん、スロトレさん、リカオさん、タンタンさん、ピッケルクン、単独行さん、 どんかっちょ! 8人 |
今回歩いたGPSルート |
今時期の弥山、八経ケ岳登山はこれまで狼平避難小屋泊まりであったが今回はテント泊まりで山頂を目指すことをDOPPOさんが計画してくれた。夏場はトンネル西口まで入れるがゲートがあるので歩くことになる。3台駐車していたが先客登山者が居るようだ、所々の日陰は路面が凍り、雪は殆どないので助かる。舗装路面に轍が有り作業車は入っているようだ。 |
前方の折返し点の布引谷二俣で一休みした。そして谷先を見ると先客の登山者が沢から登っているのが見えた、数人のグループのようである。この付近からは鉄山ルートのキレットがガスの中に見えていた。やっとこさトンネル西口の登山口に到着して、風が通り抜けて寒いので木橋を山へ取り付き渡り風を避けて一休みした。 |
10:25木道を渡る。5人は沢道から滝を見に行くと言う。自分と単独行さんとリカオさんの3人は先行していたので夏道を登っていった。 雪はなく地面が出ていてアイゼンも不要であるが急登に一汗も二汗もかく。沢道コースは日陰でやや雪があるようで自分らは5分位早めに主稜線に到着した。切株のところで休憩したが寒風が吹きすさび体が冷える。合流後早々に出発する。 |
石休ノ宿跡頃には地面の土が雪で隠れるようになってきた。弁天ノ森で一休みして全体写真を撮る頃には雪面になったがそのまま十分に歩ける。ブナ林の疎の部分で空が見え、曇天で霧氷もパッとしなかったが12:30も過ぎれば青空が現れてきて木に花が咲いたように綺麗である。 |
計画より早く歩いていて聖宝ノ宿跡付近のテント場に1時間も早く着いてしまいそうである。夏場の湿地ノ跡や切株のある付近の疎林では写真撮りタイムになり時間を過ごした。 |
ゆっくりしながらも13:23に聖宝ノ宿跡に理源大師像に出会った。風を避けて窪地にテントを張る。 |
長方形の形に回りに溝を堀り、足を入れる場所にする。スコップ2丁で交代して雪堀する。テントは3張りを張ったがこの付近の雪は吹き溜まりでも有り50a以上の積雪が見られた。14:40頃には雪テーブルを囲めるようになった。もう宴会でも始めないとどう仕様も無い。風は余り気にしなくて良い状態でまずは各自のアルコールと乾き物が出てきた。持参のポットでお湯割りを作って乾杯からはじまった。 日が落ちる頃にはもう夕食も完了し、1ケのテントの中にギュウギュウ詰めで会話を楽しんだが朝が早かったので眠気でフラフラである。 19:30には爆睡に陥った。 |
24日、6時起床である。寒さ対策でホッカイロを持参していたので寒さは感じなくて熟睡できた。風音が時折感じ られテントを打つサラサラの雪音で降っているのを感じた。夜中に1度トイレに起きたが少し積もっていた。 7時前になると空が朝焼け状になり日が昇るとピンク色に染まっていった。7:15頃の写真である。 |
ピンクの霧氷を楽しんで各自それぞれ朝食を簡単に取り8時過ぎには出発する。 これからはルートもはっきりしないし急登である。 |
30分も登れば霧氷の木、枝への付着がすごい。熊野灘方向の海面が輝いて見えた。 |
記念写真を撮ったが体調不良者がいて、残念ながら下山することに決した。 標高1730mであった。 この晴天での景色に満足してゆっくり下る。 9:20にはテント場に戻りティータイムをとりゆっくりする。 |
テント回りの霧氷は天気が良い性かもう細くなってきたようだ。1時間もゆっくりしテント撤収して下山する。この頃に昨日の先行者6人がルートにない布引谷へ理源大師像近くから下っていった。 後を追えば新ルートが開拓できたかもしれないが 今回は昨日ルートで下山する。 |
11時過ぎ昨日雲で隠れていた八経ケ岳と弥山がはっきり見えて記念写真を撮る。 |
左ピークは八経ケ岳1914.9m、右ピークが弥山1895mである。標高1550m位から撮る。冬期の快晴の時期 でないとなかなか撮れない景色だ。夏場は霞んではっきりしない。この景色に満足する、11:32弁天ノ森を通過する。 |
11:41石休ノ宿跡に到着して岩場の先端から右ピーク大普賢岳1779.9m手前に行者還岳1546.2mが見える。 それから竜ヶ岳1720mから白い山上ヶ岳1719.2mに、左ピークは稲村ヶ岳1725.9mで大日山はその奥で肉眼 では少しだけ頭を出していたが写真でははっきりしない。大パノラマに満足まんぞく、欲をいえば雪がもっと欲しい。 途中で男性の単独行者が登ってきたので挨拶をして下る。 |
石休ノ宿跡の岩場の先端に行けば大パノラマが見える。仲間の一人がデジカメオリンパスを紛失して引返して探したが見つからない。断念して下る。主稜線からの下りは昨日より雪が有り用心して下る。数回滑ったが踏みとどまった。アイゼンを履くのが正解であった。仲間の大部分は履いていた。すっかりこの下りで疲れた。13:10木橋を渡り雨具、スパッツを脱いだ。 |
駐車場までの舗装道は昨日よりも路面が凍っているところもあり数人は何回か転倒していた。とにかく用心して下っ た。14:55全員が無事駐車場に戻り今回の山行は終わった。白倉出会までの崖下道も問題無い状態であった大展望と霧氷と宴会と雪山のテント泊を楽しんだ。企画して頂いたDOPPOさんに感謝する。同行の皆様有難うございました。 |
TOPページへ |