信越トレイルの一部鍋倉山へブナの巨木を求めて
年月日 2010−03−9〜11
山域 富山県と新潟県境
ルート 9日 JR茨木駅前22:00〜駒ケ岳SA
10日 駒ケ岳SA〜豊田飯山IC〜12:00なべくら高原森の家12:55〜ブナ林コーススノーシュハイク
15:00〜コテージ休憩後いいやま湯滝温泉〜17:30宴会
11日 7:30登山口7:45〜尾根9:40〜3本木休憩〜山頂12:35〜青空12:47〜森太郎13:22〜
善哉休憩14:00〜小屋15:14〜下山15:45〜戸狩温泉暁の湯17:15〜茨木駅23:15
メンバー 山太さん、わかばさん、くろさん、PANAさん、わーちゃん、どんかっちょ!
10日、歩いたGPSルート 11日、歩いたGPSルート
9日夜、雨が降る中茨木駅に集合した。この雨はこの先どうなるのであろうかと心配であった。寒波も来ており信州方面の大雪が心配された。中央道はやはり積雪で通行止めになっており当初予定した梓川SAまでは行けず駒ケ岳SAで仮眠することになった。
ここでも路面は雪でベチャベチャだ。小宴会して仮眠する。
10日、出発するも小雪にもかかわらず先の岡谷から通行止め。
2時間以上の大停滞で高速を出てやっと一般道を走り出したら、平行している高速は通っているではないか!アチャ。
塩尻からもう一度高速に乗ったが、3時間ほどのロスで予定を大幅変更になりテント泊を止めて「森の家」のコテージを借りる事に決定。
丁度12時であり森の家センターハウスのロビーで昼食タイムとして寛いだ。そして近くのブナ林スノーシュトレッキングへ出かけることにした。

地図中央左にある森の家を出発し、左の地図の現在地にこの看板がある。雪に覆われているので案内は何も無いがポールが一部に有りそれを伝う。前方に雪を一杯被ったコテージが見えている。平地であるがブナ林がる。
ブナ林の中に坂がありセンターハウスで借りたシリセード用のプラスチック下敷きを3枚わかばさんが借りてきていたので交代で滑ることにした。自分も子供が幼い頃に滑った経験はあったが数十年ぶりに童心に帰ったように3回も滑り降りて楽しかった。

(下)溜池が有ったりして広い雪原に出た。青空が出てきて山の景色も広がりを見せてくれた、楽しいスノーシュ歩きになった。
コテージの近くに来て山太さんが屋根の崩れ落ちた残りの雪の上に登っていった。
自分も右のコテージへ登ってみた。この横には酒が寒中貯蔵されて4/11頃開けるとか、、、。
鍵を借りてH棟ヤマアジサイに入る。荷物はそりを借りて車から運んだ。
寝具、食器類はもちろんのこと、炊飯器、冷蔵庫、コーヒーメーカー、ホットプレートなど、至れり尽くせり。ウオッシュレットにシャワーも完備。一休みして車で湯滝温泉で1時間程ほっこりする、帰って早速すき焼き宴会に突入する。掘りごたつが有るが鍋の具をつまみにくいのでテーブル板を下に卸した。食材は各自分担して持ち込んだ。
鶏肉、ネギ、白菜、しめじ、じゃがいも、たまねぎ、糸こんにゃく、焼き豆腐、春菊といった食材である。山太さんが味付けしてくれて美味しい。
くろさんのチリワインで乾杯スタートする。
ビールに菊水ふなぐち、七笑紙カップとわーちゃん持参の焼酎まで頂いた。何時頃に寝たのかな?楽しい夜は更けていった。外は雪が降り続いていたので明日の新雪が楽しみである。
2階は寝室になっていて布団も用意されていたが自分とわーちゃんは階下で寝袋にくるまって寝た。
11日、朝食は昨晩の残りにごはん入りのおじやを完食。
新雪はなお降り続いている。わかば号も雪を被っていて屋根は10a位載っている。除雪車の入っていない所はデリカが底をする積雪で昨日下見していた登山口の処に駐車する。
当初はゆるやかな登りで新雪も苦にならない。中央の木の左に小屋が見えていた。到着後小屋前で一服する。入口はどこか?外で水のみ休憩する。ここから正面に長い尾根が見られそこへ取り付く。山スキーヤーが一人登っていく。
斜面の雪は深くなりわかばさん先頭で女性軍のラッセルだ。ブナが現れてきた。
9:30頃尾根に出て一時平坦になったが急斜面になりラッセルに一苦労である。3本の立木のあるところで大休止、おにぎりとパンを口にした。ワカンを履いたアベックさんがラッセル有難うと横を登っていった。山スキーの他の単独男性もまた登っていった。
11時過ぎたらブナの大木が次々現れ、大峰台高山脈で見るものよりデカイ。

山太さんとわかばさんはブナの巨木「森太郎、森姫」の概略位置を地図に印を入ていたがもう通り過ぎたようだと言う。
それでは帰りに探してみようと決した。
ガスが掛かり遠望が効かなくなった。この山は山スキー、スノーシューのフィールドとして人気が高いようだ。相変わらず雪は降り続き木々の枝が白くなっていた。木の根っ子の回りで見ると積雪2メートルはあるようだ。新雪は40センチほどか、ブナ林や樹氷の景色に感動しながら、空も地面も真っ白な山頂へ向かうが雪面と空の境が判別付かない。
スキーヤーとそして先行したアベックさんがもう15分くらいで山頂へ着くよと言いながら下っていった。
登っていたら平坦になりワカンの踏み跡もスキー板の跡も無くなった。山頂のようだ、目印は何も無い、雪の下に有るのであろう。
12:35鍋倉山1288.8mに到着したことをGPSでも確認する。景色も何も見れないのですぐ下る。
ブナの大木のトンネルを歩いていく。
12:47突然に青空が現れた。ワーッツ綺麗だよと歓声が湧いた。
薄明かりの中くろさんと山太さんが樹氷のトンネルを下ってきた。
右は先行しているわーちゃんである。
森太郎と思われる大木に向かい山太さんとわかばさんが急斜面を下る。その先には森姫と思われる木も有る。
名前も何も無いのでそのように想像するばかりである。
森太郎と思われる木の下の斜面を下山する。
確かにでかいな〜。
少し平坦になり善哉休憩となった。お腹も甘いものを欲していた。山太さんとわかばさんが手早く用意してくれて感謝する。
ここからはスキーの跡を辿り登りと違うルートで下山する。
15:12登りで休憩した小屋が下に見えてきて通過する。15:30村落が見えてきた、登山口ももうすぐだ。
15:45下山する、片付けて戸狩温泉暁の湯で汗を流した。湯のガラス向こうではスキーヤーが見えていた。出る頃にはゾロゾロと若人等がどんどん風呂にやってきた。
17:15温泉を出て大阪へ走る、中央高速の豊田飯山ICから乗る。梓川SAで夕食休憩しそれぞれおみやげを購入した。
楽しい山行も終わり安全に車は走る。運転の山太さん、わかばさん有難うございました。参加の皆様楽しい山行でした。
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